H18年

 1/1 2006年になりました。これだけ歳をとると元旦に何らの感慨もないのが普通かもしれないが、今ま で波乱に富む人
生を送ってきたため、わくわくして新年を迎えた。まだまだやりたいことが多くあり、 今までの恥ずかしくなるように思い出が
時折、フラッシュバックの様に映像として頭をよぎることがあ る。まだまだバカなことをしたい精神年齢かもしれない。

 1/4 人間は一人では生きられない弱い存在である。そのためか、組織というバックがあれば強くなる。 まして、その組織
を自由に扱える立場になればヒーローとなったと勘違いしている輩も出てくる。多 数決の原則と称して根回しを多用して、弱
者を切り捨てることを平気でやる。そんな組織に関わらな ければいいじゃないと言うけど、そんな組織に所属していなければ
ならない場合もあるから、厄介で ある。

 1/8数学は理科系の学問であると同時に哲学のひとつとも言える。物事を考えるときに言葉の論理よ り、抽象化された記
号・観念で論理付けて考えたほうが良いときがある。閃きもその様なものかもし れない。人は誰でも言葉にならない観念で
考えている。そのためか、言葉の意味が微妙に違ってい て、うまく意思疎通が図られない場合が多くある。そのために教育
があるのだが、いずれにせよ、物 事を的確に判断できる姿勢だけは身につけて欲しい。 

 1/17  今日消防設備士の義務講習があった。5年おきに受講しているが、法改正が多い。香川県では 住宅用火災警報
器が新築住宅では今年の6月1日より、既設住宅では平成23年6月1日より義務化 される。設置工事は誰でもでき、消防設
備士でなくてもいい。設置場所は寝室であるが、二階以上 に寝室がある場合は、階段の天井にも設置しなければならな
い。感知器は主に煙感知器である が、ホームセンターなどで売られて入手しやすいので、是非設置してください。

 1/19今日行政書士試験の結果発表があった。結果は過去最低の合格率で2.6%であった。合格者1名 という県も2つあ
った。18年度から司法試験も新制度に移行し、その試験にあふれた受験生の受け 皿としての位置づけと考えている様にも
思える。試験問題も司法試験の短答試験のような論理的な 思考を試す問題が出されるようになったが、試験問題内容が実
務能力を試すような内容でないだけ に今後の展開が楽しみである。

 1/26 「偶然と必然」というジャック・モノーの名著がある。私が学生時代読んだ本である。その当時、偶 然とは何か?必
然とは何か?と自分で禅問答のようなことをした。事故は偶然に起こるのではなく、 それなりの原因が要因となって必然と
して生じるのであると悟った。つまり、事故は事故の原因を取 り除けばなくなる。それには事故の発生プロセスを認識して行
動することが必要である。それをさら に進展させて学問の体系を人類の思考プロセスの進化から考えるようになりました。

 1/29 今年は戌(いぬ)年です。犬といえば、忠犬ハチ公に象徴されるように飼い主に対しては忠実であ る。ペットとしてと
いうより、家族の一員としての地位を得ている。仕事から帰宅しても迎えてくれる のは犬だけという夫や一人住まいの人も
多い。感情の表現が豊かで、言葉が喋れないだけにその 表情には裏切りはない。でも、犬のような奴という表現がある。そ
んな男をたまに見かけるが、いつ 噛みつかれるかと不信感でいっぱいとなる。

 2/4  海外青年協力隊でヨルダンでいた時、二人のヨルダン人に教えだしてから1週間して、その一人 が「お前は急に英
語がうまくなった」と言われたことがある。彼が英語に慣れ、聞き取れるようになっ たためだが。その時、この民族は自己中
心的判断をするものかと思っていたが、そのことは日本社 会においても言える事でした。それ以来、批判的にはならずに、
その人のそれまでの人生を考察す るようになりました。

 2/7 以前技術者として、受注生産した製品を据え付け調整に顧客先に行った時、歓迎を受けたことがあ った。今まで手作
業としてきたことを機械化し楽になったことかもしれない。でも、営業マンに対する 態度と技術者としての私への態度が違っ
ていた。営業マンは借金取りのような者と顧客先に思わ れていたようでもある。何かにつけ金のことを客先に言っていたの
か?それとも、歓迎できるだけの 価値がないと思われていたのか?このことは今後の私自身の課題でもある。

 2/9 以前勤めていた会社の社長の話です。その人は社長は対外的にカッコよくなければならないと言 って、優位性を保
つために、社員のちょっとしたことを皆の前で叱責すろことがよくあった。また、株 式上場のためにと称して、持ち株会を設立
して社員に不相応な価格で買わしていた。私が止めたか ら相当期間が経つが株式上場したということを聞いていない。そこ
で学んだことは自分のことは自分 で守らなければならないということでした。

 2/10 戦後制定された法律の1条はその法律の趣旨(目的)が書かれている。明治に制定された民法1 条には人としての
基本原則が書かれている。その中に信義誠実の原則と権利濫用の禁止がある。 このことは、全ての士業にも適用されるも
のであるが、試験科目とされていない。こんなこと常識だ といわれればそうかもしれないが、意外と守られていないし、その
ことが身についていない輩も結構 いる。倫理規定なるものもあるようだが、単なる建前にしか過ぎない。

 2/26  先日ある人の今までの人生を聞いていて可哀そうと感じた。 家族間の話であるが、家族って一 体なんだろうと疑
問に感じた。家族ってお互いの協力で成り立つもの、法律で扶養義務とか協力義 務とか決めても、お互い尊重しあう気持ち
がないとダメ。それは親なり、社会なりが教育し育むも の。今の社会において、話し合いの場所が設けられてもお互いを尊
重しあう気持ちがないと話し合 いなんか成立しない。でも自己中心的な人がいかに多いことか?

 3/2 私が以前勤務していた公共施設での話です。そこは業務の都合で、非常勤職員の女性を多く雇用 していた。そこの
職員が公務員だからセクハラだとか女性問題がないと思うかもしれないが、実際 多くの事件を見て、噂も聞きました。モラ
ルはなく、まともな仕事をしている職員も少なかった。一番 際だったことはそこでトップだった人の出来事でした。視察旅行と
称して、非常勤職員のバツイチの 女性と同伴旅行をしていた。トップがその当時の部下の見本だったかもしれない。

 3/4 私がある会に入会の際の出来事である。根っから政治的なことが嫌いな私は任意加入の政治連 盟へに入会を断る
と、会の幹部が登録はどうなってもかまわないのかということを言われた。無論、 登録を拒否できる訳もないが、それから会
から差別されるようになった。会全体としての統率を重ん じようとする会長の方針かしれないが、異様にも思える。会の入会
が絶対条件だけに退会するわけ にもいかないので厄介だ。

 3/5 3月になり、卒業シーズンになりました。卒業とはあらたなる人生への出発です。卒業しても就職 できない若者が社
会問題となっていますが、それは教育内容と必要とされる人材の能力等にギャッ プがあるためかもしれない。現場で訓練な
り教育なりをする余裕がなくなり、その場限りの人手があ ればいいという傾向もそのことを助長している。技術大国日本もそ
の基礎となる人材育成がなおざり となってきて、その前途が危ぶまれる。

 3/8 ルールを守らない運転者はルールを守っている運転者の気配りで事故を起こさない場合が多い。 つまり、自己中心
的な人の行動は気配りをする心優しい人によって問題にならずにすんでいる。で も、自己中心的な人は好きか嫌いかという
極端な判断しかしなく、自分以外の者を仲間か敵かとし か考えないようです。だから、場合によっては、自己中心的な人々
に対して中途半端な接し方をす るより、完全に無視した方がいいと思うことがあるが、問題がこちらにまで影響を及ぼすよう
では最 終手段を執る必要があると思っている。

 3/16 春一番が吹き荒れて列車が止まるなど私たちの生活に支障が出ています。風が運んでくるものと して、昨日空気
中の粉塵の顕微鏡分析をしていて、杉花粉じゃない細かな砂粒を多く発見して、中 国大陸から風に吹かれてきた黄砂では
ないかと春の気配を感じました。三寒四温といって、寒い日 と暖かい日が交互に訪れながら、徐々に春になっていきます。
後、2週間もすると桜が咲き乱れ、お 花見でいつもの仲間達と酒を飲み交わし、変わらない友情を語り会うのが待ち遠しくな
りました。

 3/18 商標法が改正になり、地域団体商標が登録できるようになる。地域ブランドを保護して、地域活性 を行うというもの
です。例えば、讃岐うどんといったように地域の名称と商品名等の商標が登録でき るようになるのです。地域ブランドの保護
であるため、一定の条件があるのですが、地域のブランド として評価を得れば、さらなる発展が期待できるものとなると思
う。しかし、ブランド評判は一種の人 気であるため、品質をいかに保持して信頼を築いて保持していくことが必要となる。

 3/24 昔、ヨルダンで住んでいたが、その地方のアラビア語で、貴方のことを「アンタ」と言った。私のこと を「アナ」といった
が、日本語と同じように会話の中で余り「アンタ、アナ」という言葉は聞いたことが 無かった。これは英語でも同じことを経験
した。面と向かって、私とか貴方とは言えないのかもしれ ない。そのためか、「オタク」と呼ばれる人々がいるが、お互いを同
じ言葉で呼び合っている。そのた め、お互いを尊重する意味での自己と他人との区別ができない人々が増えているのが悲
しい。

 3/27 20代の日誌より:人は時の流れの中で止まることも出来ない。人々が語り合う時、楽しいことは過 去、希望に胸ふ
くらますのは未来、現在については多くは語れない。でも、喜びを表現し伝えること は現在でしかない。没我的になりやすい
現在の風潮から離れ、新たな自分自身を発見することが今 必要なこと。学校で得る知識以上に仲間達と語り合い、お互い
の良さを見つけ出すことが大切であ る。でも、多くは語り合わないでもよい。  

3/31 遠方の大学等への入学で自宅を離れて移動する多くの若者がいる。遠い昔の私もそうでした。旅 行好きな私にとっ
て、親元を離れることには何の不安もなかった。「月日は百代の過客にして、行き かう年も又旅人なり」と奥の細道にあるよ
うに、いろいろな場所と文化に目覚め、さすらいの人生を 歩んできました。でも、これからは新しい日本・世界を担う若者の
育成をしていきたい。いままでいろ いろな人々から教えられ可愛がれてきたので、これからはそれに答える時がきたと思
う。

 4/14 ある会社の設立でHPの更新どころでは無い状態が続いている。新会社法が適用になる前である ため、定款の作成
に関して、新法も考慮して作成したが、結局現行の商法のものと変わらないもの となった。法律が変わろうとしているが、会
社を設立して、社会に貢献して、更に会社に就職してくる 社員とその家族のために、会社として出来るだけのことを規則等
に盛り込み、保証体制を完全にし ていく。社員の幼い子供達を見て、親が仕事を誇れ、家族を路頭に迷わすことのない会社
となるよう にバックアップが今の私の使命と考えている。

 4/29 ゴールデンウイークの初日となり、高速道が混雑し始めている。つい最近まで、行楽施設の電気主 任をやっていた
ため、正月、盆、ゴールデンウイークといった長期休日は、いつも仕事だった。その 代わり、平日にまとまった休みが取れ、
旅行に出かけていた。平日だと料金が安く、空いているた め、私にとっては快適でした。でも、サービス業で働いている人々
には、日曜祭日も平日も、昼夜関 係ない人々もいます。サービスは物でないため、価値がはかれなく、ただのように思われ
ているかも しれない。それに人からの親切心を自己中に考え、偉くなったように思う人も多い。それが問題で す。

 5/11いよいよ長い試験の初日が始まろうとしている。5月、7月、10月とそれぞれの試験を合格していか なければと重い気
持ちになる。今まで仕事で忙しく充分に準備が出来なかった。今年がだめなら後 はないと決めている。昨年は論文試験で
失敗して、それなりに勉強はしてきた。事例問題はこうや って答案構成をやるのかと法律家ぶっていたこともあるが、いざ試
験が近くなるとそんな気持ちも失 せ、条文をしっかりと理解しておかねばと法令集をトイレにまで持ち込んで読んでいる。いく
ら読んで も覚えられない。でも、試験期間は長いのだからと。10月の試験が受験できればの話であるが。

 5/23 短答式試験が終わった。昨年高得点だったので、余り力を入れていなかったら、昨年より難しく出 来なかった(7割
とれるか自信が全くない)。今年は友人の会社設立などで時間が割かれ勉強時間 がとれなかった。その会社も変更登記が
必要となり、今日から株主総会・取締役会・承諾書等の書 類を作成することとなり、3時間足らずで申請書類一式を仕上げ
た。こんな風に試験も順調であれば 思ったが、仕方がない。毎年反省していろいろと計画を立てるのだが、物覚えが悪くな
った。アルコ ールも原因しているかもしれないが、ストレスを忘れたい時に飲酒をするが、記憶も一緒に忘れるか ら始末に
負えない。

 5/29先日、県立図書館に行った。借りていた本を返却するためだが、自宅から片道35kmはあるため、ち ょっとしたドライ
ブである。開館が9時だというのに、9時過ぎには多くの人が訪れていた。高価な本を 買うより借りた方がいいが、そんな時
間がもったいないという意見もあるかもしれないが、もう購入で きない本も多い。そのため、本によっては4〜5回も借りてい
るのがある。図書館の書架に囲まれた 環境が小学生の時から好きだったせいもあるが、今までに出会ったことのない本に
出会うとわくわく としてくる。町の書店も同様な感覚でいるが、いつも購入するのはインターネット通販となってしま う。

 6/1今日、書斎にある本300冊余りを処分した。主なのは岩波新書のような書籍で、大半は読んである ものであるため、
惜しくはなかった。業務用の加除式書籍の14冊のスペースを確保するために、書 斎の書棚を開けるために、蔵書の処分を
したものでした。人生の30年近くの歴史を見る思いで、処 分しながら思い出にふけっていました。そういえば、最近本を読む
時間が減り、酒を飲む時間が増え たと思うようになった。中国の歴史書の多くも処分したが、その中でも酒と言えば李白を
思い出す。 高校の時初めて国語で漢文を習い、不思議と漢詩に興味を持ち今に至っているのだが、それが歴 史への第一
歩であったかもしれない。

 6/6 初夏なのか、冷房がなければ部屋の中では暑苦しい。また、ホットなニュースが駆けめぐり世論を 熱くしている。人
間は感情の動物であり、自己中心的な動物でもある。インターネットや携帯電話な どが便利なり、直接相手の顔を見て話す
こともなくなり、更に他人のことに関しては無関心な人々も 増えた。また、自己中心的なところを指摘すると、そんなことどう
でもいいと言った人もいる。社会性 とか協調性に関して、家庭や学校では全く関与していないらしい。それを企業内で教育
する余裕も ない。人の性格はその人の今までの人生の結果だから、批判はしないが、一般常識といえる共通 認識だけは
持っていて欲しい。 

 6/12 今日書店で労働契約法制に関する書籍を購入して読んでみました。企業等のために労務・役務を 提供して、それ
に対する対価を得る人と企業間に関して、従来考えられなかった契約形態が多く出 てきています。それに対応して、企業側
にも組織並びに諸規程の整備が必要となってきています。 契約とは、債権債務を決めることですが、債務不履行以外にも、
不法行為(権利侵害)に対する損 害賠償等と紛争の形態が増えつつあります。つまり、民法以外の法令並びに判例で確立
された権 利が多くあるのです。当事者対立構造では、お互いの権利主張の均衡するところ?で落ち着くのが 理想ですが、
現実はそのようには行かないのです。 

 6/25梅雨に入り、毎日雨で外に出るのが面倒になる。車で移動するのが好きではなく、徒歩か自転車で 移動している。
雨の日での徒歩は服が濡れ厄介である。20年ほど前に中近東のヨルダン国のアカ バに2年ほどいた。そこは1年中雲一つ
無い青空が広がっていて、雨に降られたことが無かった。地 下には油は無いが、大量の地下水があって、ポンプでくみ出し
水道として使用していた。夏でも湿 気が少ないため、木陰でいると涼しく感じ、素焼きの瓶に入れられた水も冷たくさえ感じ
られた。日 が落ちてから、涼しい潮風が吹く海岸のレストランでビールとフライにした魚を楽しんでいた。日本に 来たことある
彼らも、日本の夏は蒸し暑いと漏らしていた。

 6/29昼間30度を超える日が続き、冷たいビールがうまい時期になった。一気に飲み干すのが癖となっ て、つい何杯も飲
んでしまう。ビールにはいろいろな種類があり、それなりの味やこくがある。イギリ スのパブには何種類かのビールがおいて
あり、グラスのサイズも指定できる。日本のように冷たくは ないが、グイッと飲み干すというより、口に含めて味わいを楽し
み、会話を楽しむといったところであ る。最近はビールと言わない発泡酒等をよーく飲む。それなりの味わいで安く飲めるの
が利点であ るが、飲み過ぎた翌日は一日頭が重い。飲むことだけで、楽しむことを忘れてしまっているのかもし てない。週
末に知人から誘いを受けているので、楽しくビールと会話を楽しんできたいものです。

  7/7 曇り空の日々が続き、ハッキリしない天候が続いている。このところの国際情勢もハッキリしない。 ハッキリしないから
不安かと言えばそうでもない。テレビのドラマか何を見ているみたいでそのうち意 識の中から消えていく。情報過多と移り気
な性格によるものか?そういえば、最近これと言った希望 なり夢を持たなくなった。あと平均寿命は??年であるが、もらえる
と思っている年金額も期待はでき ない。将来のために年金を納めてくださいと言っている社労士である私がそんなことはいう
のはおか しい。不透明さの中で将来に対する希望や夢を見いだすには不適当な社会になってきている。自己 中心的に生
きればいいかもしれないが、今あるのは周りの人々のおかげであると信じるからそれも できない。

 7/11 先日名古屋にいる古い友人に電話をかけた。彼は70歳を過ぎているが、その声は若々しく80歳ま で仕事をすると
言っていた。年に何回も仕事で海外へでかけてもいる。私もそんな年まで働けるか なと思うが、好きな仕事を好きなように
やれれば、90歳までもやりたいと思う。しかし、好きな仕事よ りやってみたい仕事を追いかけてきたため、今となって一体何
がやりたかったのかと疑問に思う。で も、まだやりたいことは沢山あるが、食っていけるものを選択するようになったため、や
っていてもワ クワク感がない。本当に好きな仕事って一体何なのか?子供の頃の夢は一体何だったのか?夢と 現実を天
秤にかけ、やれる範囲で気ままにやっているだけだったのかもしれない。

 7/14 熱い日が続き、最近買い替えたエアコンで快適な日々を過ごせるようになった。そう言えば、十数 年前冷凍設備の
設計施工をしていたことを思い出した。それは興味本位で取った資格のため、その 仕事に就くことになったのだ。−20度以
下の大型冷凍庫もいくつか作ったが、夏の暑い日30度のと ころから、点検で−20度の庫内に入ると気持ち良くなる。しか
し、氷点下の世界、凍り付いた部品を 舌で受けると凍り付いて外れない。体温で少しすると外れるが、すべてが凍ってい
る。庫内の水蒸 気も霜となり至るところにくっつている。この霜取りが一番厄介なものであった。冷やすだけの技術 は意外
と簡単だが、この霜取り技術が重要な要でもあった。

 7/18 来週 研修会受講のために名古屋に行くことになった。久しぶりの名古屋で古い友人にも会う約束 をした。名古屋と
言えば10代から20代の6年余りを過ごした場所で、その頃よく あんかけスパティ を栄にある店に食べに行った。そのほか
にきしめん、味噌煮込みうどん等と結構麺好きな私にとって 食に関しては不自由しなかった。でも、味付けが濃かったので
多少戸惑ったが、慣れればその味も 懐かしくなる。それ以来、味覚に関しては、好き嫌いなく何でも食べれるようになり、外
国に行っても その国の料理を楽しめるようにもなった。でも、一番の楽しみがその土地の地酒であり、郷土料理で あり、そ
の土地の人々の語り合う姿でもある。

 7/24 日本列島に停滞している梅雨前線と台風の影響で大量の雨を降らしている。亜熱帯雨林のようで もある。地球温暖
化の影響で地球全体の気候が大きく変わりつつある。空気は意外と熱を伝えない ため、温度差による空気の比重差で空
気の流れが生じ、温度差を均等にしようとしている。その空 気中の水蒸気・氷・水がお互いに変化し、地球の温度を一定に
保っているが、大気中に増えた二酸 化炭素の温室効果の影響でその平均温度も徐々に上がっている。急激な産業発展で
消費エネル ギーが増加したせいでもあるが、そのエネルギー効率も技術進歩で一段と向上している。でも、な るべくなら無
駄なエネルギーは使わないのが得策である。昨日久々に15kmを歩いた。でも、私の体 温は上昇したままであった。

 7/31 先日研修で名古屋へ行ってきた。久々の訪問で、大きく様変わりした街の様子にびっくりした。ま た、至る所で建設
中のビルと高速道の工事現場が目に映る。活気がいい、でも、梅雨も明け、強い 太陽の日差しで暑い。友人に会ったが、
76歳とは思えないくらい元気でまだ仕事を楽しんでいる。で も、毎年小学校の同窓生が何人も亡くなっていくいくので、もう
先はないかもしれないから、最後に 船旅行を楽しみたいと言っていた。仕事で今まで30カ国あまりの国を訪れ、今も中国な
どのアジア 諸国を仕事で訪問している。遊ぶ金がいるため、仕事をしているとも言っていた。やりたいことがある から頑張れ
し、希望がもてる。そう言えば、最近やりたいことがなくなった。金銭的精神的余裕がな くなったせいかもしれない。

 8/5 放射線の被爆には体外被曝と体内被曝がある。瞬間的な体外被曝だけだとX線撮影のようなもの で影響は少ない
が、体内に吸収された放射性物質による被曝の影響は深刻なものである。特に原 子爆弾による放射性物質の塵を体内吸
収すると厄介なことになる。長年にわたって放射線を出し続 けるため、いろいろな影響が現れる。その一つにガンの発症が
ある。原子力発電所内での作業従 事者に体内放射線量の測定が定期的になされる。労働安全衛生管理としての放射線
管理にはす ばらしいものがあり、健康診断から事故時の保障等も充実している。それは法律・保険制度が充実 して資金も
あるためであるが、原爆被爆者にはどういう訳かそれが充分ではなかった。今回の裁判 の判決の動向を見守っていきた
い。  

8/9 岐阜県庁の裏金がマスコミで話題になっているが、以前香川県庁でも問題となっていた。普通な らば詐欺罪になると
思うが、検察庁や警察でもやっていたことだから、どうも罪の意識がないようだ。 ある市の市長が職員の不祥事に関して、
一人の不祥事でそのように見られるのは心外だといって いたが、それは氷山の一角で実際はそのようなことがあっても不
思議ではない。最近公務員採用に 関して、縁故採用は少なくなり難関な競争試験で採用された職員は変なエリート意識を
持ってい る。そのためか、保守的になり人と違ったことを嫌う傾向にあるか、影響のない範囲で勝手なことを やる傾向にあ
る。彼らは法律等によって業務を遂行しているのであるが、公務員としての倫理と一 般社会人としての常識をもって仕事を
して欲しい。

 8/15  お盆時期になると30年近く前に自殺した友人のことを思い出す。彼とは中学・高校は同じクラス で、そして大学は
違ったけれど仲が良かった。彼が就職してから鬱病で会社を休職し、彼の実家で 療養をしていた時、それまでの経緯を知ら
ない私はその対応を誤った。励ますつもりがかえって彼 の重荷になったかもしれない。彼の死後、彼の命日に当たるお盆時
期に彼が現れる夢を数回見た。 何も言わずに立っている姿だった。個人的には死後の世界を信じている。私たちが生きて
いる世界 は過去からの遺産であり、これから子孫に残していかなければいけない現実の世界でもある。だか ら真剣に生き
ていかなければいけないし、祖先並びに死んでいった者達を敬う気持ちを忘れてはな らない。

 8/22 自己中心的人間はあらゆることを自分中心にかんがえるため、見方によっては滑稽に思える。他 人の成功や功名
は自分のおかげであると考えたり、自己の不成功は他人のせいだと考える。ま た、自己の希望がそのまま、事実であると
受け取る傾向にあるため、空想と現実との区別ができな くなるらしい。そのことを本人が自覚していないから、病気としか思
えない。我々は社会生活を営ん でいる以上、お互いを尊重してそれぞれの人格を認めて社会生活を送っている。しかし、自
己中心 的な人間にそのように接していると変な勘違いをされ、対応に苦慮する。最終的には精神障害とし て認定して臨床
心理療法が必要ではないかと思う。

 8/24 自己中心的人間には権意欲が見られるが、それは絶対的権威があるとか権威ある人と特別な関 係があることを協
調することにある。自己の優位性を協調する余りに回りの者に対して、水戸黄門の 印籠と思えるものをひけらかす。また、
自己が優位であるような演出をするため、相手を劣勢にいた らす行為を行う、それは大変迷惑に思える。彼らが考えている
ように彼ら以外の者は馬鹿ではな い。威圧的にやれば何でも言うとおりになると思っているのが不思議である。人間が本来
持つべき 社会的協調性と思いやりが欠如している。大きくなりすぎた組織がその体制を守るため、作り上げ た虚栄にすぎ
ないのだが。

 8/28 先日の日曜日に国家試験があった。毎年のように試験終了時における手続処理完了の一番を目 指して努力を行
っていた。全国の試験会場でそのような競争を実際行っているのか疑問に思う。予 定された作業を規定通りに早く行うこと
は別に問題はないが、実際に他に努力すべきところはあると 思う。受験者数に比べて試験関係者数が多く、それが受験料
に跳ね上がって経費の増大を招いて いる。試験業務を国からの委託業務とした意味が無いように思える。それより、会の会
員の質並び に倫理の向上に努める必要がある。士業特有な一匹オオカミが多く、倫理観・社会性の欠落した会 員も見かけ
る。そのような少数の会員のために迷惑している会員もいることにも注意を払い努力して 欲しい。

 8/31 一つの事柄でもそれを見る人によって大きく異なることがある。時には全く正反対なこともある。そ のことはその人
の今まで生きてきた生きざまであるため、否定はしない。でも、違う見方をあることを 全く認識しないのは困ったことである。
特に自己中心的な人になると、自分の都合のいいようにとら え、周りの者に対してもそれを強要する場合がある(本人には
そのような気は無いかもしれない が)。それが問題だといって、相手を非難する。俺が一番だと言いたいようだ。あまり考え
て行動し ないのは明白のようであるが、それでいて自己の行動について反省もしないし、そのことについて 覚えてもいな
い。学習することをしないみたいだ。そのことは家庭環境と学校教育の在り方が問題し ている思える。

 9/4  9月に入り朝晩涼しくなって過ごしやすくなってきた。虫の音も心地よく聞こえてくる。夜聞こえてく る虫の声はおよそ
45dBくらいで、たまに自動車の騒音が響いてくる。音は物理的エネルギーであ るため、エネルギーレベルで評価できる
が、それが音楽であるとそれを聞く人によって心地よい響き か単なる騒音かと言うように二極化した評価になる。そのいい
例がカラオケである。歌う本人はスト レス解消の場であるかもしれないが、それを聞かされている他人にとっては迷惑きわ
まりない場合 がある。法律等を調べてみても個人で楽しむカラオケの騒音に関して規制がないのは不思議であ る。騒音に
よって心身の障害が生じたといった場合しか適用されない。それも障害罪という罪だから 厄介だ。

 9/11 地方自治の重要性が言われてから随分経つ。先日の地方公務員の飲酒交通事故等で公務員の モラルが問われ
ているが、地方公務員の存在価値とは?と疑問に思う時がある。必要なのか?市 民に対して一体どの様な奉仕をしている
のか?彼らは法律等に基づいて仕事をしているはずである し、法律等を遵守しているはずである。地方公務員法30条に「公
共の利益のために」「全力を挙げ て」という文言があるので、地域社会の利益のために四六時中公務に励んでいるはずで
ある。しか し、その意識は市民の想いと乖離している。一体どうして?それには国の主導ではなく、市民が地 方自治の在り
方を根本的に検討して、市民の手で改革していく必要があるのでは。

 9/16 業務と勉強用に多くの書籍を購入するが、たまに書籍の記載内容が間違っていることがある。そ の場合、出版社
に文句をいうが、よくよく考えると内容に関しては著者に責任があるため、出版社の 対応は他人事のようなものである。私
は出版社名で書籍を購入する場合があり、出版社名がブラン ドだと思っている。著作権法では著作者が出版社より優位に
立っているが、実際は逆である。文芸 作品の場合は著者の個性が多いに発揮されるが、それが法律関係の書籍となると、
学説は別とし て法律の認識に関する間違いはもってのほかである。でも、このような間違いがあるから何事に関 しても慎重
になれるを思って、一面感謝しているところがある。あくまで最終判断は自己責任で行う べきであるからである。

 9/22 先日新司法試験の合格発表があり1000人余りの合格者で合格率が48%であった。法科大学院 の修了者に対し
ての試験である。法務関係の業務に従事している私にとっては法科大学院での講 義内容は大変魅力的に思える。法科大
学院用のテキストを数冊購入して読んでみたが大変興味深 いものがある。訴訟の場において相対立する当事者がどの様
に論理的に主張を行い、納得できる 結論に達するかである。法律にはいろいろな権利が記載されいるため、相対立する権
利が対立する 場合が多く生じる。それに主張しなければ、得られない法的利益も存在する。でも、司法的な結論を 得ようと
するのはあくまで最終手段であるため、場合によっては対立関係を悪化させ、人間関係も 悪化させる場合が生じる。円満な
協議での話し合いによる解決を求めたいものである。

 9/28 先日の昼にラーメン屋に食事にいくと、中年男性がビールを飲んでいた。その男性が清算している のを聞くとビール
2本を飲んでいて、清算後、車を運転して去っていった。飲酒運転に関しては、事故 起こさなければいいだろうという人もいる
が、アルコールは判断力を鈍らし、良いか悪いかの判断も 鈍らす。特に自己中心的な人ほどその傾向は強い。私もアルコ
ールは好きであるが、飲む量が増え ていく時がある。アルコールに強くなっているから大丈夫と考えるが、それは神経(脳
細胞)をぼけさ せているから始末に悪い。一時的なボケになるのだが、場合によっては真性のボケになってしまう。 宗教に
よっては断食を強いるのがあるが、一定期間アルコールを断って自分自身を見直す時を持つ のもいいと思う。

 10/4 先日行政書士会の日帰り旅行で高知へ行った。雨でしたが、日曜市も開かれていて売り手の女 性とのやり取りも
楽しめて良かった。また、ベテランのバスガイドの絶妙なトークにも感心されまし た。たくましい女性の存在を知る良い機会
にもなりました。20年ほど前にギリシャを旅行した時、船 員で通信士のギリシャ人女性と話す機会がありました。1年の半分
は船で仕事をして、残り半分は 休みだと言っていました。女性の船員には驚かされましたが、それがヨーロッパでは当たり
前なの だと思いました。日本においても最近になって男女機会均等とか言われてきましたが、まだ女性の 社会進出は少な
い。先ず、女性公務員と女性議員の数を増やせば、今の日本社会も少しは良くな るのでは考えることがある。

 10/12 先日北朝鮮が核爆発実験を行った。核爆発が通常の爆薬と異なるのは桁違いに多きい破壊力と 発熱量だけで
はなく、強力な電磁波(X線)と放射性物質を放出する。その放射性物質はもともと自 然界に存在しない物質のため、生物
に過大な影響を与える。そのことはチェルノブイリ原発事故以 降の子供の甲状腺ガン等の増加でそのことが解る。放射性
物質は微量でも強力な電磁波を放出 し、体内に入ると体の組織に大きな影響を与え続けるため厄介である。産業の発達に
伴う公害によ る環境破壊に対して国と企業と国民が努力して改善していったが、国際協調により、核爆発実験等 による無
駄な放射性物質の拡散だけは防いで欲しい。

 10/16  教師のイジメを発端とした男子中学生の自殺があった。大変悲しいことである。年齢・社会的地位 に関係なくイジ
メ的行為を行うタイプの人々がいる。疑いの知らない優しい人がイジメに受ける傾向 にある。それは優しさからイジメを行う者
を傷つけたくない気持ちから反発しないためである。イジメを 行う者の多くは何らかの劣等感を持って、人と接している。その
ため、ストレス解消として反発しない 者にゲームのようにイジメを行う。そのことは病的なため、そのことをイジメだと意識して
いない場合 が多い。善悪の判断の問題というより、社会自体が博愛の精神がなくなってしまったことに問題が あると思
う。

10/20 言葉ほど曖昧なものはない。人にあることを伝えようとするとき、都合のいいように伝え、受け取る 方も相手の言葉
を都合のいいように読み取るためである。事実、もめ事の多くはこの行き違いから 生じる。最初が肝心と称して、初対面の
相手によく見せようといろいろと策略をする人を見受ける が、そんな人ほど嘘も方便と思っているのか、誇張された話を言っ
ている。また、無意識にある種の 英雄伝説でも形作ろうとしているので、嘘に嘘を重ねて、何が真実か解らなくなっている場
合も多く 見受ける。この傾向は自己中心的人々に多く見受けられる。

 10/25 公務員が仕事をしないのがいろいろと問題になっているが、公務員側からすると仕事をして問題に なるくらいならな
るべく仕事をしないというのが鉄則らしい。責任の所在が曖昧なためだが、公務に よる損害に対しては法律で賠償(税金か
ら)が認められているから、積極的に仕事をして欲しいもの だ。民間の場合、自己責任の下で金のことから全て責任を取ら
なければならないが、公務員の場 合、組合が強いため、長期病欠でも給与等が得られる。それだけの保障が当たり前と思
っているの が、贈収賄・税金の無駄遣いの温床になったのかもしれない。

10/26 高校の選択科目が多く履修科目が少ないことを知り、驚いている。私が高校生の時、選択と言え ば音楽か美術し
かなく、社会は4科目履修でした。最初に希望に反して普通科高校へ進学した私 は、授業の内容に新鮮さと面白さを感じ
て、授業は真剣に受けていました。学ぶ面白さを知ったの です。知識は多い方がよく、幅広い知識の中から何を選べるかと
いう余裕を残す方がいいと思いま す。大学受験のための授業では、一番感受性の豊かな時を無駄にしていると思う。決まり
きった答 えしか返ってこない人間ばっかり増えたのでは豊かな社会にはならないと思うのは私だけでしょう か?

 10/28 私が信用しない人々に他人の悪口を言う人々がいる。彼らの言うことを聞いているとその内容は 悪口の相手がい
なければ、本当は自分はもっとよくなっていたと言うことが多い。そのような境遇を 理解して仲間になって欲しいとも言ってい
る様でもある。彼らに賛同しなければ、私自身に対しても 悪口を言われているかもしれない。でも、なぜ悪口を言わなけれ
ばいけないかを考え、問題解決に 前向きに立ち向かって欲しい。人の上に立ち、社会に貢献しようとする思って人々は特に
だが、人 の悪口を言う人ほど、人のトップになり、人を利用して楽をして金を稼ぎたいといった人々が多い。本 当に嘆かわし
い。

 10/30 人の人生はいろいろで、考え方も様々である。その中で興味深いものとして、価値観がある。それ は何を重要視
するかであるが、人は仲間を作る場合、同じ価値観を持つ人を選ぼうとするか、同じ 価値観を強いる様にする。そうすること
によって、行動のパターンを管理又は把握し易くするためで ある。その傾向は営利団体においては更に強くなり、外から見
ていると感情的で理性を失っている 場合と判断できる場合がある。多数決の論理がそんな中で行われた場合、何が真実で
あるかが大 きく歪められる。でも、それは公益(公共)団体にも当てはまることである。

 11/06私の嫌いな言葉に「性格が悪いからダメなのだ」と言う言葉がある。性格を否定することはその人の 今までの人生を
否定することだからである。否定する前にその人の生まれてから今までの生き方を 理解することが必要と思っている。そこ
にはその人なりの価値観と、哲学をもっているのが解る。画 一的な考え方や生き方では社会は良くなっていかないのだが、
しかし他人の人生を思いやって理 解して接するということが大切だと思う。良くしようと思えば、そうなった過程以上の時間を
かけてゆ っくりと修正していく必要がある。そうでなければ、表面と心の中のバランスが崩れた人を見かける からである。

 11/11他人をよく批判したり悪口を言ったりするのを聞くと、その他人とは悪口を言っている人のごく親しい 人だったことが
多い。そこにはその人にこれだけ一生懸命にしてあげたのに、裏切られたといったこ とが多い。自己中心的な人になるとそ
の傾向が強くなり、独りよがりで周りを見ているせいか、思い をそのまま事実と認識するため、いっそうもめ事を複雑にする
傾向がある。社会生活を営んでいる以 上、社会のルールや協調を重んじて、円滑に人生を送って欲しいものだ。人のいい
人程、そのことを よく解っているので、自己中的な人に対して誠実に対応するから問題が表明化せずに済んでいるの であ
る。

11/16 地球上の生物は子孫を残し繁栄するため、環境に応じて変化してきた。その変化の中でも、絶対 必要とされるもの
は頑固にも残し、種としての特色を形作った。人類にとって特色とは一体何か?そ の一つは知恵であり、生物的な本能と比
較して理性とも言われ、最も特徴的である。しかし、知恵 だけが本来の目的を外れ、一人歩きしている。ただ生きていくだけ
ならば、そんな高等な知恵はいら ないと思うが、必要だからあるのだから、有効に使っていかなければならない。地球的規
模の環境 に対応できるの人類しかいないからである。

 11/26 人と話をしていると、話の内容が嘘か真実か迷うことが多くある。話の内容の確認を取るとその全 く反対のことを聞
くことも多くある。その人の性格によるが大概の場合、自分の都合の良いことしか 頭にないからである。それがもめ事になる
のだが、それはある種の生物的な防衛本能かもしれな い。都合の悪いことは忘れ、都合のいいように生きていく。でも、そ
れでは万事うまくいかない。そこ で力関係が働くのですが、イジメもその一つかもしれない。形式的な社会組織ではそのよう
なことま で気がつかず、多数の論理が働くだけである。

 12/1 12月になり今年も予定通りに行かなく、大いに反省しています。計画は立てたが、この程度で良 いだろうと気を抜
いてきたことで、中途半端で満足行かなかった。若い頃と違って気力と体力が失せ たみたいだ。でも、好奇心と新しいこと
への挑戦は失せていないようで、ワクワクすることもある。車 で良く通った道でも歩いていると多くのことが解る。特に季節の
変化に敏感になる。生きている証拠 かもしれない。以前生きていたくないと思ったこともあったが、求めれば必ず得られると
いう気持ち で、命ある限り生きることが大切なことと思えるようになった。それに一人で生きているのではない。 みんなのお
かげで生かされていると。

 12/14 士業の目的は国民の利便性と行政機関との円滑な運用に貢献するものと思っている。しかし、国 民への利便性を
向上させた法改正でも、それを逆手に取り不安を煽り、営業をしているのを見ること がある。行政側の宣伝が足りないため
かもしれないが、必要がないことで不当な報酬を得るのは士 業の本来に反すると思っている。規制緩和が叫ばれている
が、士業の業務が法律により独占業務 とされているため、いろいろな弊害を生んでいるのは事実です。行政を規定する法
律が依然複雑で 理解しがたい面があるので、我々士業はそれを国民に解りやすく伝え、等しくその恩恵を受けてもら うこと
が使命であると思っている。 
 12/21 甘えは日本人と特徴的な気質かもしれない。それは江戸時代からの村社会に由来し、戦前まで 日本の社会の基
幹でもあった。仲間内だから、問題を起こさないという前提があるのだが、それを逆 手にとり、自己中心的にわがままを押し
通す人がいる。そんなことに対しても相手のことを思いやる ため、脅迫的に相手に暴言を吐くことに対してもまともに対処し
てしまう。その善意を悪用しても、何 をやっても何も文句も言われないと勘違いしているが、実際は「仲間内」ではないと判
断され、最終 的には相手にされないことになり、甘えが通じないものとなってしまう。現実そのことにも気付かない 人が多く
いる。

 12/29 平成18年も後わずかとなり、1年が経つのが早く感じられるようになった。ただ何となく毎日を過ご すより、目的を
持って一段一段と階段を上っていくことに努力をしてきた。でも、あまり楽しいものでも ない。やはり目標を達成するにして
も、楽しい思い出となるようにしなければ、心の傷となって、結果 的にはマイナスとなってしまう。愚痴がそうである。愚痴を
言い出すとだんだん大げさなものとなって いき、最終的には一体何だったんだと思うことも多くある。生きていて良かったと
思い出に残る人生 にしたい。思い出は一人では作れない。気の合う仲間・家族等の暖かい心の交流によって作られ る。だ
から、自分より、仲間・家族等を大切にしなければ。




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