放射線について

ただ今 構築中ですが、逐次充実していきますので、ご参考になさってください
1.関係法令等

2.放射線とは    放射線(Wikipediaでの解説)
放射線の分類
粒子線(高速粒子線)
 アルファ線(α線)   陽子2個と中性子2個から成るヘリウム(ヘリウム4)の原子核の粒子の流れ
 ベータ線(β線) 電荷を持った電子の流れ
 陽子線 荷電粒子線の一種
 重荷電粒子線
電子線(原子核崩壊によら
ず加速器で電子を加速する
ものを指す)
陰極線管(ガイスラー管、クルックス管、レーナルト管)などの放電現象にみられ る電子の流れのこと
 中性子線 中性子の粒子線のこと。
 宇宙線 宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線のことである
電磁放射線 
 ガンマ線(γ線) 波長がおおよそ10pmよりも短い電磁波
 エックス線(X線)  波長が1pm〜10nm程度の電磁波のこと

3.放射線関係の単位について
単位
説 明
グレイ
(Gy)
吸収した放射線のエネルギーの総量(吸収線量)を表すSI単位
1グレイは1J/kgのエネルギー吸収に相当する
 シーベルト
(SV)
人体が吸収した放射線の影響度を数値化した単位
1シーベルト = 100レムに相当する
ラド
(rad)
吸収した放射線の総量(吸収線量)を表す古い形式の単位
 レム
(rem)
人体への影響度(被爆量もしくは線量当量)を表す古い形式の単位
ベクレル
(Bq)
放射能の強さ表す単位で、1 秒間に崩壊する原子核の数で表される
キュリー
(Ci)
1 グラムのラジウムが持つ放射能を単位としたもの。
1 キュリーは 37G ベクレル (Gとはギガのことで10の9乗のこと)

4.放射線の被ばくによる危険性
  放射線の被ばくには、体外被ばくと体内被ばくがあります。    
体外被ばく
体外放射線による被ばく ことをいう
この影響には、その被ばくする放射線量によって急性影響と晩発影響が あります。
急性影響とは、比較的短期間の内に影響が現れる脱毛などのこと。
晩発影響とは、長い期間を経過してから現れる癌(がん)や白血病などが 発生することをいう。
体内被ばく
放射線を出す物質が体内に入って起こる被ばくのことをいう。
放射性物質が体内に入る経路は、呼吸、飲食、皮膚を通じて入る3通りが ある。体内に入った放射性物質は、その種類によって、全身分布または、 幾つかの器官・組織に吸収される場合があり、放射性ヨウ素は甲状腺、ス トロンチウム−90は骨、セシウム−137は主に筋肉に取り込まれる。
体内被ばくでは、特にアルファ線(プルトニウム等)、ベータ線(ストロンチウ ム−90等)を出す放射性物質は、問題となる。 

5.放射線の有効利用について
  (1)工業への利用
   @非破壊検査  放射線透過試験(RT)   (社)日本非破壊検査協会      
原理
  物体に放射線を照射すると、放射線は物体との相互作用(吸収、散乱)によりはじめの強さより弱くなり透過します。
物体の中に空洞などが存在すると健全部との密度の違いにより透過する放射線の量が違ってきます。その違いを
フィルムなどに濃淡として写し出します。 
特徴
 金属、非鉄金属の溶接部や母材、コンクリートの内部の状況確認に適用できます。

    A放射線利用機器
厚さ計
密度計
水分計
化学分析の検出装置(ガスクロ ECD) 
   63Niなどのβ線源を用い、親電子性化合物を極めて鋭敏に検知するもの
煙感知器(火災警報装置)  イオン化式スポット型煙感知器
   内部にアメリシウム241という極めて微弱な放射性物質が入っていて、常に感知器内の空気を電離して
   感知器内に火災の煙が入ってくると、燃焼生成物によって空気の電離状態が弱められてしまうので、
   これをイオン電流の減少として検出します。

   (2)農業への利用
     @品種改良
     A食品照射 
     B害虫の不妊化 
  (3)医学への利用
  @診察用機器
     A治療への応用
   その他の利用


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